-ベトナム現地レポート-
「ベトナムにおけるエンタメコンテンツ」
日本語を話せる方が多いベトナムで、日本語に興味を持ったきっかけを伺うと小さい頃に日本のアニメや漫画に親しんでいたから、という回答が多く聞かれます。今回はベトナムにおける日本を含めた海外のコンテンツがどのように浸透しているかをお伝え致します。

<日本の漫画コーナー>
- 最も有名な日本のキャラクター
ベトナムで最も人気のあるキャラクターは何といっても『ドラえもん』です。1992年にローカルの出版社から出版されると、今なお根強い人気を誇り、幅広い世代に認知されています。2006年に最初に映画が上映されると、2023年の最新作まで12作品が上映されています。その他の漫画・アニメでは『名探偵コナン』や『NARUTO』、『ONE PIECE』、『呪術廻戦』などが人気となっています。また、ベトナムで公開されている日本映画の多くがアニメ作品で、少しずつ実写映画も増えてきています。
- ベトナムの海外音楽事情
日本の漫画やアニメがベトナムで人気の一方、音楽アーティストの認知度は低く、ライブイベントの数も多くはありません。日本の楽曲を好むのは、日本語を学んでいるもしくは、アニメや漫画などの日本文化が好きといった人に限られているのが現状です。海外の音楽の中で圧倒的な人気を誇るのは韓国のK-POPです。BTSやBLACKPINKなど、日本でも馴染み深いアーティストが企業とのコラボキャンペーンを展開したりしています。直近ではBLACKPINKがハノイにてコンサートを行っており、最も高額なチケットは980万ドン(約59,000円)でしたが、完売しています。ベトナムの平均月収が約790万ドン(約47,000円)ですので、その人気の高さが伺えます。
- 終わりに
人口が1億人を突破し、平均年齢も約31歳と若いベトナムにおいて、今後もエンターテイメント市場の可能性は大きく広がりそうです。
(1ドン≒0.006円)
以上
KIRABOSHI BUSINESS CONSULTING VIETNAM CO.,LTD.
岩田